2024年3月3日、東京水道橋にて開催される八ッ場あしたの会総会記念講演会「気候危機時代の豪雨災害を考えるー川辺川ダムは本当に必要かー」にて、当団体も報告者として登壇します。ぜひご参加下さい。
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八ッ場あしたの会総会記念学習会
近年、各地で未曾有の豪雨災害が頻発しています。2020年7月熊本豪雨もその一つ。激甚な被害を受けた球磨川流域では50名が亡くなりました。国は被害の実態をまともに検証せぬまま、川辺川ダムなど大型事業を強行しています。
一方、被災者は「球磨川は悪くない」と口を揃えます。被災してなお“母なる球磨川”と共に生きる道を探るには、被害の原因とメカニズムの解明が不可欠です。熊本県では被災者自らが300名以上の証言と2500点以上の映像を収集し、国がやらなかった調査を行ないました。今回、その成果の一端を報告していただきます。
昨夏、グレーテス事務総長は「地球沸騰化の時代が到来」と警鐘を鳴らしました。このままでは、豪雨災害は今後も多発します。“気候正義”を掲げ活動する若い世代(Fridays For Future Tokyo)との意見交換を通して、これからの時代に求められる施策や生活者の知恵を考えます。
清流球磨川川辺川を未来に手渡す流域郡市民の会(手渡す会)
球磨川と流域の暮らしを破壊する川辺川ダムの建設反対を掲げ、1993年に発足した、球磨川流域の住民団体。川辺川ダムは2008年に白紙となったが、2020年7月豪雨を契機として復活した。現在、豊かな多様性を育む球磨川を守る水害対策を探るために豪雨災害の実態解明を深める調査と、行政への働きかけを行なっている。
Fridays For Future Tokyo (FFF Tokyo)
Fridays For Futureは、2018年8月にグレタ・トゥーンベリ(当時15歳)が気候変動に対する行動の欠如に抗議するため、1人でスウェーデンの国会前に座り込みをしたことを契機に始まった運動。多くの若者の共感を呼び世界的な広がりを見せたこの運動は、2019年2月に東京で始まり、以後日本全国各地でも活動が広がっている。