熊本県人吉・球磨の市民グループ:通称「手渡す会」

5分でわかる!球磨川豪雨災害とその後の問題解説動画【不都合な真実シリーズ】第1弾「5分でわかる!球磨川鉄道第四橋梁ダム化問題」公開

 手渡す会ではこのところ、豪雨災害の直後のころから始めた市民調査の成果を広く世に訴えようと、発信ツールの充実を図っています。

 今回、第四橋梁問題に特化して、動画を作成しました。 第四橋梁問題とは何か?が、わずか5分でわかります。
 被害拡大に大きな影響を与えたこのイシューを完全に無視して、国交省と県はダム等の建設に邁進しています。

 動画で用いている資料は、手渡す会メンバーが、日々の仕事や復旧・復興・支援に割く時間の合間を縫って、せっせと現地を歩き、いろんな方々から映像を提供していただき、毎週の例会で議論を重ねて作り上げてきた、(汗と涙の)結晶です。

 シリーズ名の「不都合な真実」とは、ダムを推進したい人たちにとって「不都合」ということ。
 球磨川流域で川を愛し川の傍で減災の知恵を鍛えつつその恩恵を享受してきた手渡す会メンバーを含む流域住民にとっては、むしろ「真実」こそが、今後を考える上で必要不可欠です。

 私たちの調査は、多くの方のご協力の上に成り立ちました。
 とっても複雑で時間もエネルギーも要した“気候危機時代の豪雨による被害拡大メカニズム”に肉薄できたのは、証言に応じ映像を提供してくださったたくさんの方々のおかげです。さらに、会員のみなさまからのご寄付やパタゴニアからの活動助成によって、より充実した内容になったと実感しています。

 調査の成果を、マンパワーの許す限りさまざまなかたちで、社会に還元していきたいと思っています。ご視聴いただき、拡散にもお力添えをいただけると幸いです。どうぞよろしくお願いします。